母親の第二の仕事

子供の筆箱一つでも千代紙を張

って、つい咎めたくなってしまいます。そんな時は、逆に、「お兄ちゃんがああいう調子なんだから、きょうだいのおまえも大丈夫。いつか自然と言えるようになるよ。親の私には確信がある」と暖かいまなざしを向けてやってください親の心がこわばらなければ、子どもはいつしか必要なことを必要な時にできるようになるのですからこわばらなければ大丈夫なんです。
こわばらないと言ったってなにも気づかず放っぼり出していて気楽なものと親自身が、もちろん、いうのは困りますね

いつの間にやら

ありがとう
すみません
だけど
でなくだのに
この本を書くにあたって、まずしっかり宣言しておきます。
子どもと過ごす時間の少なさを埋めあわせよう

母さんも言いきかせようという努
母さんも言いきかせようという努
先生に任せる
先生に任せる


母さんはいないでしょう。

子どもがおとなしく従順

二つのことばについてです。
私はできるかぎりだけどを使いません。代わりにだのにを使います。これはちょっと大げさな言い方とお思いかもしれませんが、人間関係の一大革命のためです。おいおいこのことは、書き進むにつれて説明していきます。手っ取り早く知りたい方は話しあえない親子たち-対立から対位へPHP新書をご一読ください。
子どもの言い分を聞いてやろうと、うんうんとうなずいていても、うーん、そういう思いは分かるよ。だけどねえと、だけどを口にした途端、子どもは白けた顔になってこう思いますほーら、結局大人の押しつけ。もう聞きたかない
こんな場合、私はこう言うことにしています「うんうん。そんな理由や根拠でそう思うんだね。だのにねえ。だのにだよ。私などはここのところをこういう根拠で、こう思う。それはすでに君の知っての通りなんだし、君の意見は先の通りだ。だのに、君がそれを通せば、こういう難問が控えている。こんな大変さがある」

子どもだろうか?

練習が足りないんじゃないだけど
だの私は、もう十数年来、話しことばと書きことばすべてから、にを常用する実験を続けているのです。
を排除し、あげる
でなくやる
ついでにもう一つ。わが子に対してしてあげるはおかしい。単にするか、時にはしっかりしてやるを通します。そういう時、わが子を抱きしめてあげるのですよ
などと私は書けない。抱きしめてやるのですよですね、どうしてもしてあげるはこの場合、敬語でへりくだった言い方ですね。親が子どもにへりくだることがどうして子どもを尊重することになるのか、それがどうしても納得できません。今はあげるが、世間の大勢になっています。
母親の第二の仕事子どもたちが二人とも外国に行ってしまってだのに、私の見解は変わりません。
親は絶対的にまず保護者なのです。
の土台になってやれないのです。
自信を持って行動してやらないと、子の心の成長私は、わが子を抱きしめてあげる-......などと謙譲語をここでは使わず、わが子を抱きしめてやるーと書きます。類書の多くとは、そこがいささか違っているかも知れません。育児のポイントは、けじめはけじめとして、率先垂範ですからね。親が自らの言動で、はっきりとさわやかに示してやることが大切なのですね気がつかないうちに、自然にさて、誰に対しても、相手のちょっとした気づかいに、暖かい気持ちでさりげなくありがとうと心をこめた一言を言える習慣、また、ちょっとした自分の不注意や至らなさに気づいたり、ひとに迷惑をかけたりした時にあ、すみませんと反射的におわびの一声が出る習慣。

母さんはいつも約束を守りなさいと言っているけれど

そんな習慣が親自身の身についていたら、子どもは親のそういったありがとうすみませんの様子にたびたび接することになります。それだけで、子どもも見よう見まねというか、いつの間にやらありがとうすみませんを言うべき時にちゃんと言える習慣が身につくものです。
習うより慣れよと、昔の人はよく言ったもので、れる。それが尊いとつくづく思います。
回を重ねるうちに、確実に、自然と慣ところが、そこで一言ありがとうを、はずむように明るく言うべきだ、と思う時に、わが子はほかのことに夢中で何も言わない。そんな時、親としてはこれこれ!おばちゃんにありがとうは?と催促しがちです。
大学をしかも優秀


子どもの進路を限定するような言い方は親

子どもの言い分を聞くことです。この場合、子どももテンポよく
あ、そうだと反射的に気づいて、ありがとうとその時の気持ちのノリに乗れて大きな声を発するならそれでかまいません。でも親がありがとうは?と催促したのに対して、わが子が変にもじもじと気恥ずかしげにためらっているようなら、応じない子どもに重ねて強いるようなことがないように注意したいですね。
マイナスの状況を、プラスに変えなさいと強調したり、それに応じないからと強要を繰り返していると、子どもは、自分のマイナス点だけを、マイナスだよ、マイナスだからマイナスだよねとムクれて強調してしまいやすいですね。
ありがとうすみませんということばも、間髪を入れず、いいタイミングで言えてこそ、気持ちが相手とスムーズに交流します。その流れのスムーズさの実感を繰り返し体験しさえすれば、もはや言い慣れてしまい、自然なタイミングで言ってしまえるのです。